世界に希望を生み出そう

2023-2024 国際ロータリー 第2790地区ガバナー 鵜沢 和広


Bring up Engagement
エンゲージメントを育もう

 2022年2月22日ロシアがウクライナへの侵攻を始めてから1年半になろうとしていますが未だに終息の糸口が見つかりません。罪のない多くの人々が亡くなり、家を失い故郷を追われそして沢山の子供たちが学校へ行けない友達と遊べない絶望の生活を送っています。世界中ではスーダンやアフガニスタンをはじめ多くの国と地域で紛争や内戦が繰り広げられています。

 そして犠牲になるのはいつも老人や女性や子供たちという弱い者ばかりです。

 そのような中、ゴードン・マッキナリー会長は「平和とは希望が根付くための土壌です」と説き『世界に希望を生み出そう』を今年度のテーマとしました。我々ロータリアンは平和な世界の実現の為に力を合わせていくことが求められています。

 そしてゴードン会長はこれまでのリーダーたちが始めたローターアクトへの注力・女児のエンパワメント・DEIへの取り組み・ポリオ根絶・行動計画の実践を継続することと彼自身はメンタルヘルスへの取り組みを訴えました。我々ロータリアンは精神疾患で悩める人々やLGBTの人々に対して偏見や差別を無くしスティグマを軽減する活動の取り組みを始めます。世の中に必要とされない人など一人もいません、すべての人が等しく愛されるべきです。

 みなさんはどの様にしてロータリークラブに入会し、そして今もなぜロータリアンを続けているのでしょう?皆さんのロータリーストーリーを思い出してください。私は千葉若潮RCに1999年に取引先の先輩からの勧めで入会し地区の野球リーグやゴルフコンペを通じて親睦を深め、幹事を務めた年に仲間との信頼を築き会長を務めた年に仲間に対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。私が幹事を務めた年度に大変お世話になったガバナー補佐を囲む辻会は15年過ぎた今も続いていてかけがえのない仲間を得ることが出来たのです。千葉若潮RCのメンバーは基より近隣クラブや地区委員のメンバー達との信頼を繋ぎロータリーに貢献したいという気持ちが日々強くなってきました。この思いが私のロータリーに対する『エンゲージメント』です。会員がエンゲージメントを育むにはクラブに多様な価値観を受け入れ公平でインクルージョンな文化が必要です。会員がクラブを愛するにはクラブから愛されることが必要です。私見ですがクラブにDEIの文化を広めることは目的ではなく手段であり、会員のクラブに対する帰属意識・貢献意欲を育むことつまりエンゲージメントを育むことこそが目的なのです。

 私が信頼する14名のガバナー補佐と地区委員会メンバーは新年度に向けて準備を重ね2790地区ロータリークラブとローターアクトクラブのより活性化を目指して汗を流す気満々です^^。ロータリアンとローターアクターそして学友会のメンバーみんなで心を一つにしてロータリーライフを満喫しながらエンゲージメントを育む一年にいたしましょう。

国際ロータリー第2790地区  
2023-24年度 ガバナー  
鵜沢 和広